消費者の価値観が変化Vol2

同研究会では、2030年にはどのような消費者が登場しているか、また、その消費者に向けたサービスとはどのようなものかを検討し、そこから3つの特徴的な消費行動タイプ(自律的消費・他律的消費・偶発的消費)を描き出しています。
「自律的消費」は自らのこだわりを追及し、消費を自らコントロールする消費行動のタイプです。
「好きなものをつくる」「自分の理想に合った質の高い生活を送る」「多くの選択肢の中から自ら選ぶ」「ビッグデータやAI、ロボットの発達によって人間には余剰時間が生まれ、精神的活動、人間にしかできない活動をするようになる・人との触れ合い、周りへの貢献を重視する」という消費者像が含まれます。
こうした消費者に応えるサービスとして、「必要なスキルを持った人のマッチング・クラウドファンディング」「ありたい姿をサポートするサービス・仕事と遊びのセット商品」「消費者自らオーダーメイド、カスタマイズ・パーソナライズされたAI」「余剰時間をより増やすサービス・クリエイティビティ教育」などが挙げられています。
「他律的消費」は自分の求めている商品やサービスについて、ITを通じて発見して提案してほしい、最適解を効率的に得たいという消費行動のタイプです。
「自律的消費」のタイプとは対極的で、「効率的・高いコストパフォーマンスで求めるものを得る」「時間・距離を個人の価値観に合わせてより効率よく使う」というように、自分で商品やサービスを選ぶ手間を省き、望むものを効率的に得ていく消費を好む消費者が想定されます。
このタイプの消費者には「ビッグデータ・AIなどを通じた企業によるオーダーメイド、カスタマイズ」「目利きサービス」「人が選ぶ必要のない楽なサービス」「宅配サービス」といったサービスが考えられています。
「偶発的消費」は多くの選択肢の中から偶然おもしろいと感じるものを発見するような消費行動を望むタイプです。
「自律的消費」や「他律的消費」タイプとは違い、「計算されたものではない、偶然を求める」「セレンディピティ―を求める」「すべて自分の好み通りに提案されるのが逆に気持ち悪く感じる」というように、偶然に自分が気に入るような商品やサービスを見つけて喜ぶような消費行動タイプです。
このようなタイプ向けには、「AIが偶然を演出する」「普段は好まないものを変化球的に提案してくれるサービス」「雑多なものが置いてあるマーケット」というサービスが挙げられています。

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